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不動産ブログ
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2025-12-08
売却前に迷わない。仏壇・神棚の撤去 — 魂抜き・回収・費用をプロがやさしく解説
![]() 不動産を売却する際、仏壇や神棚などの宗教的な物の扱いに悩む方は多くいらっしゃいます。親の家を相続した、転居に伴い引き渡す、あるいは売却前に室内を整えたい――そんな場面で「仏壇 神棚 の撤去」について何をすべきか、誰に頼めばよいか、費用や手順まで分かりやすく整理します。最後まで読めば、精神的にも法的にも安心して準備を進められるようになります。 まず最初に:何から手をつけるか1. 家の中にある仏壇・神棚の現状を確認するまずは仏壇や神棚の大きさ、材質(木製、金箔、漆など)、設置場所(床置き・棚置き・壁掛け)をチェック。処分が必要か、移設で済むか、またはお寺や神社に引き取ってもらう選択肢があるかを整理します。特に大きな仏壇は解体搬出に専門業者が必要な場合があります。 2. 「魂抜き(お性根抜き)」の有無を検討する仏壇や神具を処分するとき、故人の魂を抜くとされる「魂抜き(お性根抜き)」を行うかどうかは宗派や家族の価値観によります。魂抜きを行う場合は、菩提寺や地域の寺院に相談して日程を決め、僧侶に読経してもらうのが一般的です。神棚については神社の「お祓い」や「神具払い」を行うことがあります。 処分方法の選択肢A. お寺や神社に引き取ってもらう最も礼儀正しい方法は、普段お付き合いのある菩提寺や地元の神社に相談して引き取ってもらうことです。寺社側で取り扱いに慣れているため、魂抜きやお祓いまで一貫して対応してくれる場合があります。ただし、有償で引き取りを行う場合もあり、費用は寺院によって差があります。 B. 不用品回収業者・仏壇専門業者に依頼する仏壇や神棚の撤去・回収を専門で行う業者があります。仏壇専門業者であれば解体・搬出、廃棄・供養まで対応できるケースが多いです。不用品回収業者に依頼する場合は、仏壇を扱った経験があるか、供養の手配も可能かを事前に確認しましょう。 C. 家族が引き取る・移設する状態が良ければ、親族や菩提寺で保管・移設することも可能です。住宅購入者がいる場合、買主に引き渡すかどうかは事前に相談してください。買主が宗教的な物を望まない場合、撤去してから引き渡すのが無難です。 D. 自治体の粗大ごみ・廃棄物処理仏壇や神棚を廃棄物として処理する方法もありますが、自治体によっては引き取り不可または手続きが面倒な場合があります。さらに魂抜きなど宗教的配慮がされないまま廃棄されると、家族の心情的な問題になることもあるため注意が必要です。 費用の目安・お寺での魂抜き/お祓い:1万円〜5万円(地域や寺社、宗派により差があります) 狭山・所沢・入間エリアでの実務的な進め方(売却準備の流れ)1) 物件内の仏壇・神棚の写真を撮る(搬出経路も撮る) 具体的な事例で考える(3つのケース)ケース1:大きな仏壇がある実家を売却する(解体が必要)搬出経路の幅や階段の有無、ドアのサイズを確認することが重要です。搬出が困難な場合は仏壇を解体して搬出する必要があります。仏壇専門業者に依頼すれば、解体から搬出、必要であれば供養まで一括して行ってくれます。見積もりは必ず書面でもらい、内訳を確認しましょう。 ケース2:小さめの仏壇や神棚で移設可能な場合小さな仏壇や神棚は、リユースや移設が可能なことが多いです。親族で引き取る場合、事前に写真と寸法を共有して受け取り側で設置可能かを確認します。また、神棚は取り外して神社でお祓いを受け、神具を返却する慣習のある地域があります。 ケース3:心情的に供養してから処分したい場合故人を偲ぶ気持ちを大切にしたい場合、寺院で合同供養や単独供養をお願いすることができます。合同供養は比較的費用が抑えられ、寺院によっては年に数回まとめて行われることがあります。 売却スケジュールの例(わかりやすい目安)– 売却相談・査定依頼(物件確認):→ 取引仲介業者と日程調整、仏壇の有無を共有(−2か月) よくあるトラブル事例と対処法・撤去費用で相続人同士が揉める:事前に見積もりを共有し、負担割合を決めて合意書を作成する。 まとめ(もう一度ポイント整理)・仏壇・神棚の撤去は「礼儀的配慮」と「実務的配慮」の両方が必要です。魂抜きや供養は宗派や家族の価値観に合わせて判断しましょう。
仲介・買取センターへのお問い合わせ▶04-2950-0055 狭山不動産「オウチノコト」からのお知らせ当社では仏壇・神棚の撤去手配、供養の相談、物件の撮影・広告作成までワンストップでサポートいたします。狭山市・所沢市・入間市で物件の売却を検討の方は、下記のお問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。 ※本記事は読みやすさを重視して専門用語を可能な限り避け、実務的な手順と心の配慮を両立させた内容でまとめました。宗派や地域の慣習、寺社の方針により対応が異なる場合がありますので、個別の判断は菩提寺や専門業者とご相談ください。 |