不動産コラム

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2024-01-19 00:00:00

 

サムネ

 

地震大国と言われる日本で、マイホームを購入する前に知っておきたい「耐震等級」についてご紹介します。今年1月に発生した能登半島地震では家屋の倒壊が相次ぎ、“命を守るための耐震”について改めて注目が集まっています。本記事で耐震についての知識を付け、耐震等級3の物件で安心生活を送りませんか?

 

 

1.耐震等級3って必要?

1-1.耐震等級とは

耐震等級とは「地震に対する住宅の強度」を表す指標です。
2000年に施行された品確法で定めた「住宅性能表示制度」に基づいて、耐震性能が評価され等級が決まります。耐震性能が高い住宅ほど地震にも強いため、等級が高くなるという仕組みです。

耐震等級と耐震基準の違い

1-2.耐震等級の区分

耐震等級は1〜3までの3段階に分類され、数字が大きいほど耐震性能が高いことを表します。以下の画像を参考に、各ランクの違いを確認していきましょう。

耐震等級の区分

■耐震等級1
耐震等級1は建築基準法で定められている「最低限の耐震性能」を示します。震度6〜7の大地震でも倒壊や崩壊をしないほどの耐震性があります。倒壊の可能性は低いものの、損傷を受ける可能性はあるため注意が必要です。

■耐震等級2
耐震等級1の1.25倍の耐震性能を有しています。避難所として活用される学校や病院が備えるべき等級です。また、耐震等級2は「長期優良住宅」の条件の一つでもあるため覚えておきましょう。

■耐震等級3
耐震性能1の1.5倍の耐震性能を有しています。消防署や警察署などの防災拠点を建設する際に求められる等級です。そのため災害後でも住み続けることができるレベルの耐震性があります。

1-3.耐震等級3が必要な理由

地震に強い家を創るには「耐震等級3」が必要です。
耐震性能は体感しにくいため、「耐震等級3は本当に必要なのか?いらないのではないか?」と感じる方も多いことでしょう。そこで本節では耐震等級3の必要性についてご説明します。

先述したとおり最高レベルの耐震性能がある耐震等級3では、大地震でも倒壊のリスクを軽減することが可能です。記憶に新しい熊本地震は、震度7が2度も観測されるほどの大地震でしたが、耐震等級3の家は倒壊しなかったという国土交通省のデータがあります。耐震等級1〜2の家と同様に、有事の際に命を守るのはもちろんのこと、耐震等級3の家では震災後も住み続けられる可能性が高くなります。また、耐震等級1や2では享受できないメリットも多くあります。

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2.耐震等級3にするメリット

 

耐震等級3のメリット

2-1.地震に強い

耐震等級3の家は、耐震等級1や2に比べて地震に強いというメリットがあります。
耐震性能が最高レベルの耐震等級3では、地震のダメージを最小限に抑えることが可能です。震災後に住む場所がなくなったり、高額な修繕費用がかかってしまったりというリスクを軽減でき、不安の解消にも繋がります。

2-2.資産価値が高くなる

耐震等級3の住宅は、資産価値が高くなります。
耐震性能の高さが証明されているため、不動産市場では高値で取引されることが多いです。 将来的な資産価値の確保ができるのも耐震等級3の家の大きなメリットであると言えます。

2-3.地震保険が割引になる

耐震等級3の住宅は、地震保険の割引を受けることができます。
一般的には耐震等級1で10%、耐震等級2で30%、耐震等級3で50%ほど割引されます。割引率は契約内容や保険会社によって異なりますので注意しましょう。

2-4.住宅ローンが低金利になる

金融機関によっては、住宅ローンが低金利になる可能性があります。
例えばフラット35を利用する場合、耐震等級3を取得した家では0.25%ほど低い金利で借入をすることが可能です。耐震等級3の家は、不動産購入における経済的負担の軽減にも繋がります。

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3.耐震等級3のデメリット

 

耐震等級3のデメリット

3-1.建築費用が高くなる

耐震等級3の家は、一般的な住宅よりも費用が高くなります。
耐震等級を上げるには強固な構造にする必要があり、材料費などの建築費用が割高になる可能性があります。更に「耐震等級3の家」として認定されるには、耐震等級の取得が必要です。費用は物件によって異なりますが、25万〜30万円ほどかかります。そのため、一般的な住宅よりも費用が高くなってしまうのです。

3-2.間取りの自由度が下がる

耐震等級3では間取りの自由度が下がるというデメリットがあります。
耐震等級が高くなるほどに柱や壁の数も増える傾向にあり、間取りに制約が生じてしまいます。そのためデザイン性とのバランスが取れずに悩みを抱える方も少なくありません。
そこで狭山不動産では、「デザイン性と耐震性のどちらも妥協せず、理想の住まいを叶えて頂きたい」という思いから、「SAN+」をご提供しています。「SAN+」は自由設計の高性能住宅です。更にコストパフォーマンスにもこだわり、お客様に合わせたオンリーワンの住まいをご提案しています。

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4.耐震等級3で後悔しないために

4-1.耐震等級3相当に注意

耐震等級3に似た言葉で「耐震等級3相当」があります。
耐震等級3相当は、耐震等級3に相当する性能はあるものの、正式な認定を受けていない建物を示します。耐震等級3と性能上は同等ですが全くの別物です。そのため、保険料の割引や低金利の適用がされず、メリットが半減してしまうため注意しましょう。

4-2.同じ耐震等級3でも「許容応力度計算」がオススメ

耐震等級3の家を購入する際は、「許容応力度計算」がオススメです。
実は耐震等級3の住宅と一言に言っても、構造計算によって耐震性能が異なります。そのため「耐震等級3の家ならどれも同じ」という訳ではありません。
耐震等級3が取得できる構造計算には、許容応力度計算と性能表示計算の2つの方法があります。「許容応力度計算」は非常に細かく複雑な計算方法のため、性能表示計算よりも安全性が高いという特徴があります。そのため、狭山不動産では「許容応力度計算」を採用しております。「安心して永く住んで頂く」というモットーのもと構造計算にもこだわり、強固な耐震性を実現しています。

また、許容応力度計算についてはスタッフブログでもご紹介しています。計算方法の違いを詳しく解説していますので、ぜひ参考にされてみてはいかがでしょうか。

許容応力度計算について

4-3.「SAN+」のご紹介

新居の耐震等級にお悩みの方必見の「SAN+」をご紹介します。
ずっと安心、ずっと快適、もっとお得に、もっと自由にがコンセプトの「SAN+」では、耐震等級3をはじめ、省令準耐火構造やZEH基準クリアの高断熱、省エネ性能などを自由にカスタマイズすることが可能です。
快適性能はもちろんのこと、間取りや内装・外装など細部までこだわることができ、ライフスタイルに合った唯一無二のマイホームを実現できます。更に標準セット価格1,800万円からと、コストバランスに優れた価格で実現することが可能です。

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まとめ

 

いかがでしたでしょうか。今回は耐震性について、耐震等級3のメリットやデメリット・注意点を紹介しました。それでは本記事でご紹介した内容をおさらいします。

  • ■耐震等級とは

    耐震等級とは「地震に対する住宅の強度」を表す指標

  • ■耐震等級3のメリット

    ・地震に強い
    ・資産価値が高くなる
    ・地震保険が割引になる
    ・住宅ローンが低金利になる

  • ■耐震等級3のデメリット

    ・建築費用が高くなる
    ・間取りの自由度が下がる

  • ■耐震等級3で後悔しないために

    ・耐震等級3相当に注意
    ・同じ耐震等級3でも「許容応力度計算」がオススメ
    ・「SAN+」でライフスタイルに合ったマイホームを実現しよう

狭山不動産では開業以降、狭山・所沢・入間エリアで多くのお客様の購入をサポートして参りました。これまで培った豊富な経験と実績で、お客様一人一人に合わせたご提案を致します。ぜひ狭山不動産へご相談下さい。

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