不動産ブログ

<< 2026年6月 >>
3
10
16
17
24
29
30


2026-06-28
狭山・所沢・入間で家探し前に知る贈与税申告

狭山市・所沢市・入間市で住宅購入を考えている方へ。親から住宅購入資金を受け取る場合や、不動産を贈与される場合に確認したい贈与税申告の基本を整理します。

狭山・所沢・入間で家探し前に知る贈与税申告

この記事では、贈与税申告が必要な人を住宅購入の目線でわかりやすく整理します。 1年間で110万円を超える贈与、住宅取得資金贈与申告、相続時精算課税申告、無申告になりやすいケースを確認しながら、家探しで注意したい資金計画まで解説します。

この記事でわかること

  • 贈与税申告が必要な人と110万円の基本
  • 住宅購入資金を親から受け取るときの注意点
  • 相続時精算課税申告と住宅取得等資金の非課税制度の違い
  • 狭山市・所沢市・入間市で家探しをする前に整理したい資金計画

住宅購入を考え始めると、自己資金、住宅ローン、親からの援助、名義の決め方など、普段あまり意識しないお金の話が一気に出てきます。 その中でも見落としやすいのが贈与税申告です。

贈与税は、お金や不動産などの財産をもらった人に関係する税金です。 家探しでは、親から住宅購入資金を受け取る、不動産を生前に引き継ぐ、夫婦間で持分や資金を調整するなど、贈与税が関係する場面があります。 この記事では、住宅に詳しくない方にもわかるように、贈与税申告が必要な人と家探しで確認したいポイントを整理します。

住宅購入資金と贈与税申告について家族で相談するイメージ

住宅購入資金の援助を受ける場合は、契約前に贈与税申告の要否を確認しておくと安心です。

まず押さえたいポイント|110万円を超えるかはもらった人側で見る

贈与税申告で最初に押さえたいのは、1年間で110万円を超えたかどうかはもらった人側の合計額で見るという点です。 たとえば、父から50万円、母から50万円、祖父母から50万円を受け取った場合、1人あたりは110万円以下でも、もらった人の合計は150万円になります。

家探しでは、住宅購入の頭金、諸費用、引越し費用、家具家電費用などを家族が支援するケースがあります。 その援助が贈与にあたる場合、贈与税申告110万円の考え方を知らないまま進めると、後から申告が必要だったと気づくことがあります。

申告する人

原則として、お金や財産をもらった受贈者が申告します。贈った側ではなく、もらった側で考える点が重要です。

110万円の見方

1月1日から12月31日までに受けた贈与の合計額で見ます。複数人からの贈与も合算します。

住宅購入との関係

親からの頭金援助、住宅取得資金、不動産の持分、ローン負担割合などが関係します。

期限の確認

贈与税の申告と納税は、原則として贈与を受けた年の翌年2月1日から3月15日までです。

住宅購入前に、資金を誰が出すのか、名義をどうするのか、贈与税申告が必要かを整理しておくことが大切です。
狭山市・所沢市・入間市で家探しをする場合も、物件価格や住宅ローンだけでなく、親からの資金援助や不動産の名義まで一緒に確認しましょう。

贈与税申告の基本|お金や財産をもらった人が確認する

贈与税は、個人からお金や財産をもらったときに関係する税金です。 家族間のお金のやりとりであっても、住宅購入資金、不動産、車、宝飾品、借金の免除など、内容によっては贈与税の対象になります。

暦年課税では、1年間に受けた贈与の合計額から基礎控除額110万円を差し引き、残った金額に対して贈与税を計算します。 1年間の贈与額が110万円以下なら、原則として贈与税はかからず、申告も不要です。 ただし、非課税制度を使う場合や相続時精算課税を選ぶ場合は、110万円以下かどうかだけでは判断できないことがあります。

確認項目基本の考え方住宅購入での注意点
申告する人財産をもらった人が申告します。親が資金を出す場合でも、申告を考えるのは受け取った子側です。
110万円の基礎控除1年間に受けた贈与の合計額で判断します。複数の親族からの援助は、もらった人側で合算します。
申告時期原則として贈与を受けた年の翌年2月1日から3月15日までです。住宅購入の時期と入居時期により、必要書類の準備が変わることがあります。
非課税制度制度によっては税額が0円でも申告が必要です。住宅取得資金贈与申告では、期限内申告と添付書類が重要です。
贈与税申告の基本整理

税制は年度や制度の適用期限で変わることがあります。住宅購入資金の援助を受ける場合は、購入前に税務署や税理士などの専門家へ確認しましょう。

110万円を超えても申告不要になりやすい贈与

110万円を超えるお金のやりとりがあっても、すべてが贈与税申告の対象になるとは限りません。 たとえば、夫婦や親子など扶養義務者から生活費や教育費として必要な都度受け取るお金は、通常必要と認められる範囲であれば贈与税がかからない場合があります。

  • 生活費や教育費夫婦、親子、兄弟姉妹など扶養義務者から、通常必要な生活費や教育費として受け取るもの。
  • 社会通念上相当な贈答香典、祝い金、お見舞い、お年玉、お中元、お歳暮などで、一般的に相当とされる範囲のもの。
  • 離婚による財産分与過大な財産分与や偽装離婚でない場合、通常は贈与税の対象にならないとされています。
  • 教育や結婚子育て資金の制度一定の非課税措置を使う場合、制度ごとの要件を満たす必要があります。

注意したいのは、生活費や教育費という名目で受け取っても、そのお金を預金したり、不動産購入資金や株式購入資金に回したりすると、贈与税の対象になることがある点です。 住宅購入では、親から受け取ったお金が生活費なのか、住宅購入資金なのかを曖昧にしないことが大切です。

親からの住宅購入資金援助と贈与税の確認をするイメージ

親からの援助は、使い道や金額、時期を整理しておくと資金計画を立てやすくなります。

非課税でも申告が必要な制度|住宅購入で特に注意

家探しで特に注意したいのが、非課税制度を使う場合です。 贈与税が0円になるから申告しなくてよいと考えてしまうと、制度の適用を受けられない可能性があります。 住宅購入に関係しやすい制度では、期限内の申告が必要になるケースがあります。

住宅取得等資金の贈与税の非課税制度

父母や祖父母など直系尊属から、住宅の新築、取得、増改築等の対価に充てるための金銭を受け取る場合、一定の要件を満たすと、住宅取得等資金の贈与税の非課税制度を使えることがあります。 令和6年1月1日から令和8年12月31日までの贈与では、一定の省エネ等住宅とそれ以外の住宅で非課税限度額が異なります。

この制度は、住宅取得資金贈与申告として、贈与税額が0円であっても期限内の申告が必要です。 住宅の性能、受け取る人の所得、入居時期、登記事項、契約書類など、確認すべき項目が多いため、物件探しと同時に資金計画を進めることが重要です。

夫婦間の居住用不動産の配偶者控除

婚姻期間が20年以上の夫婦間で、居住用不動産や居住用不動産を取得するための金銭を贈与する場合、一定の要件を満たすと、基礎控除110万円のほかに最高2,000万円まで控除できる特例があります。 この制度も、適用を受けるには贈与税の申告が必要です。

住宅購入に関係する贈与は、税額が出るかどうかよりも、制度を使うための申告と書類が大切です。
住宅ローン、自己資金、親からの援助、名義、入居時期を同時に整理すると、購入後の不安を減らしやすくなります。

相続時精算課税申告|一度選ぶと戻れない点に注意

相続時精算課税は、一定の父母や祖父母から、一定の子や孫などへ贈与する場合に選択できる制度です。 令和6年以後の贈与では、相続時精算課税にも年間110万円の基礎控除が設けられています。 さらに、基礎控除を超えた部分について累計2,500万円まで特別控除を使える仕組みがあります。

ただし、相続時精算課税は贈与者ごとに選択できる一方で、一度選択すると、その贈与者からの贈与については暦年課税へ戻れません。 将来の相続税計算にも関係するため、住宅購入時の一時的な税負担だけで判断せず、家族全体の資産計画として考える必要があります。

制度主な特徴家探しでの注意点
暦年課税1年間の贈与合計額から110万円を控除して計算します。複数人からの援助を合算して、110万円を超えるか確認します。
住宅取得等資金の非課税直系尊属から住宅取得資金を受ける場合に、一定額まで非課税になる制度です。税額0円でも期限内申告が必要です。住宅性能や入居時期も確認します。
相続時精算課税贈与者ごとに選択でき、一定の基礎控除と特別控除があります。一度選ぶと暦年課税へ戻れないため、将来の相続まで見て判断します。
配偶者控除婚姻期間20年以上の夫婦間で居住用不動産等の贈与に使える特例です。居住要件や添付書類があり、申告が必要です。
住宅購入で関係しやすい贈与税制度の違い

無申告になりやすいケース|お金をもらう形でなくても注意

贈与税は、現金や不動産をそのままもらったときだけに関係するものではありません。 本人は贈与だと思っていなくても、結果として経済的な利益を受けた場合、贈与とみなされることがあります。

  • 借金を帳消しにしてもらった債務免除による利益を受けた場合、贈与とみなされることがあります。
  • 高額な車や宝飾品を無償でもらった家族間でも、高額な財産を無償で受け取ると贈与税の対象になることがあります。
  • 高い財産を著しく安く買った時価より著しく低い価格で財産を譲り受けると、差額部分が贈与とみなされることがあります。
  • 保険料を負担していない生命保険金を受け取った保険料を負担していない人が満期保険金などを受け取ると、贈与税の対象になることがあります。

住宅購入でも、親が住宅ローンの返済を肩代わりする、名義と資金負担の割合が合っていない、共有名義の持分を実際の負担割合と違う形にするなど、贈与税の確認が必要になることがあります。 不動産は金額が大きいため、小さな認識違いが後から大きな問題につながることがあります。

申告が必要なのに期限内に申告しない場合、加算税や延滞税がかかることがあります。悪質な無申告と判断されると、さらに重い負担につながる可能性があります。

狭山不動産でできること

狭山不動産では、狭山市・所沢市・入間市を中心に、新築戸建て、中古戸建て、土地探し、住み替え相談を行っています。 家探しでは、物件価格、住宅ローン、自己資金、親からの援助、購入時期を一緒に整理することで、無理のない購入計画を立てやすくなります。

  • 新築戸建て探し 予算、エリア、住宅ローン、親からの援助の有無を整理しながら、家族に合う住まいを比較できます。
  • 中古戸建て探し 購入費用だけでなく、リフォーム費用や諸費用も含めて資金計画を確認できます。
  • 土地探し 土地代、建物予算、外構費、親からの住宅取得資金援助などを合わせて検討できます。
  • 住み替え相談 現在の住まいの売却、次の住まいの購入、資金の流れを整理しながら進められます。

税務の最終判断は税務署や税理士などの専門家に確認しつつ、不動産購入の進め方は地域に詳しい不動産会社へ相談することが大切です。
狭山不動産では、物件探しと資金計画をあわせて、安心して住まい選びを進められるようサポートします。

まとめ|贈与税申告は家探しの前に確認しよう

贈与税申告が必要な人は、基本的に1年間で110万円を超える贈与を受けた人です。 ただし、住宅取得等資金の非課税制度や配偶者控除、相続時精算課税など、税額が0円でも申告が必要になる制度があります。

  • 110万円の基本 1年間に受けた贈与の合計額で判断します。複数の人から受けた贈与も、もらった人側で合算します。
  • 住宅購入資金 親から住宅購入資金を受け取る場合、住宅取得資金贈与申告や添付書類の確認が必要になることがあります。
  • 相続時精算課税 大きな資金援助を受けるときに検討されますが、一度選ぶと暦年課税へ戻れないため慎重な判断が必要です。
  • 家探しの進め方 自己資金、親からの援助、住宅ローン、名義、入居時期を整理してから物件選びを進めると安心です。

狭山市・所沢市・入間市で住まいを探す場合は、物件価格や間取りだけでなく、資金の出し方まで整理することが大切です。 狭山不動産では、地域の物件情報と購入までの流れをわかりやすくご案内しています。

よくある質問(FAQ)

Q. 贈与税申告が必要になるのはどんな人ですか?

A. 暦年課税では、1月1日から12月31日までの1年間に受けた贈与の合計額が基礎控除額110万円を超える場合、原則として贈与税申告が必要です。複数の人から受けた贈与も、もらった人側の合計額で考えます。

Q. 住宅購入資金を親から受け取った場合も申告が必要ですか?

A. 住宅取得等資金の贈与税の非課税制度を使う場合、税額が0円になるケースでも期限内の申告が必要です。住宅の種類、入居時期、所得要件、親子関係などの条件があるため、購入前に確認することが大切です。

Q. 生活費や教育費を親から受け取った場合も贈与税はかかりますか?

A. 扶養義務者から生活費や教育費として通常必要な都度受け取るものは、贈与税がかからない場合があります。ただし、生活費や教育費の名目でも預金や不動産購入資金などに回す場合は、贈与税の対象になることがあります。

Q. 相続時精算課税を選ぶときの注意点は何ですか?

A. 相続時精算課税は、一定の父母や祖父母から子や孫などへの贈与で選択できる制度です。贈与者ごとに選択できますが、一度選ぶとその贈与者からの贈与について暦年課税へ戻れないため、将来の相続まで含めて慎重に判断する必要があります。

Q. 家探しで贈与税を確認する理由は何ですか?

A. 住宅購入では、親からの資金援助、共有名義、ローンの負担割合、住宅取得等資金の非課税制度などが関係することがあります。税務面を整理しておくと、購入予算、契約時期、名義、資金計画を考えやすくなります。

参考・出典リンク

本記事の作成にあたり、以下の公的機関・公式情報・参考資料を確認しています。

監修

狭山不動産スタッフ

狭山不動産 結城義則の顔写真

結城 義則(業界経験22年)

所有資格

宅地建物取引士 FP(ファイナンシャル・プランナー)

本記事は、狭山市を中心とした不動産実務22年の経験と、宅地建物取引士・FPとしての知見をもとに、住宅購入時の資金計画や贈与税申告に関係する基本的な確認ポイントを監修しています。

本記事は情報提供を目的としており、個別の税額計算、税務申告、相続対策、法律判断を行うものではありません。実際の贈与税申告、住宅取得等資金の非課税制度、相続時精算課税、配偶者控除の適用可否は、税務署や税理士などの専門家へご確認ください。不動産の購入、売却、住み替え、土地探しについては、狭山不動産へご相談ください。

監修日: