不動産ブログ

2024-10-18 11:13:48
『更地』と『古家付き』?土地売買時の引き渡し条件はどっちのほうがいい?

こんにちは!狭山不動産(株)広報課Sです。

土地を売りたい、または土地を買いたい時に『更地』と『古家付き』どちらを選びますか?
古家がリフォームで住める程度のものであれば再利用も可能でしょうが、とても住めないような古家だったら?

土地売買時に『更地渡し』と『古家付き』どちらを選ぶべきか、それぞれの違い、
古家を解体し更地にして売買するメリット・デメリットの解説をいたします。

『更地渡し』と『古家付き』の違い

売買される土地には『更地』の状態の土地と『古家付き』の土地があります。

更地は、建物がなく、土地にまつわる権利制約がついていない状態の土地を指します。
土地にまつわる権利制約がない状態とは借地権等を他の人がもっていない状態で、
その土地を購入したときに土地の利用に関する権利に制約がつかない状態です。

古家付きは、住宅が残っている状態の土地です。
更地との違いは建物の有無で、中古住宅と異なる点は、古家はあくまで土地に対する「おまけ」なので古家に対する責任を売り手が負うことはありません。
その分、中古住宅で販売するときより価格が下がります。

古家を解体するメリット

古家を解体し、更地の状態で売りに出すメリットは『買い手が付きやすい』という点です。

土地を探しているほとんどの買い手は、新築のための土地を求めています。
土地に古家があり、解体する必要がある場合は解体費用と時間がかかります。
すでに更地になっている土地は買い手にとって解体費用と時間の節約となります。
そのため、更地のほうが買い手が付きやすいのです。

更地の写真

古家を解体するデメリット

古家を解体しないという選択肢もあります。
古家がまだ利用できる状態なのであれば、解体せず残しておいてもいいでしょう。
建ぺい率が超過しており再建築の際に建築規模がスケールダウンしてしまう場合も、
新築よりリノベーションしたほうがいいと考える買い手は少なくありません。

更地の状態になると、古家付きの状態にくらべて固定資産税が6倍かかります。
古家の解体費用も掛かってしまうため、思うような価格で取引ができない場合もあります。

ぼろぼろの古家

まとめ

『更地』と『古家付き』の土地について解説しました。
更地と古家付きの土地はそれぞれメリットとデメリットがあります。
買い手も売り手も、状況に応じて更地にするかどうかを決めましょう。

狭山不動産では、用途に応じた様々な土地を紹介しております。
気になる物件・疑問質問等ございましたらお気軽にお問い合わせください。

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