不動産ブログ

2024-10-27 11:00:40
「フラット35」とは?初心者向けにメリット・デメリットを徹底解説!

こんにちは!狭山不動産(株)広報課Sです。

今回は、マイホーム購入を検討している方に人気の「フラット35」について、詳しくご紹介します。

住宅ローンの中でも、フラット35は金利が固定されていて返済計画が立てやすいことから、多くの方に支持されています。
この記事ではフラット35の基本情報からメリット・デメリット、審査条件など、具体的に解説します。

フラット35とは?

フラット35とは

「フラット35」は、住宅金融支援機構と民間金融機関が提携して提供する、最長35年間の全期間固定金利型の住宅ローンです。
このローンの大きな特徴は、ローン返済期間中の金利が申込時に固定されるため、毎月の返済額がずっと変わらない点です。
長期の返済計画を安心して立てたい方に適しており、家計の見通しが立てやすいのが魅力です。

フラット35を利用するためには、物件や申込者がいくつかの条件を満たす必要があり、これらの基準は住宅金融支援機構によって定められています。
そのため、審査の際には、物件の耐震性や省エネ性能などがチェックされます。

フラット35のメリット

フラット35は、その長期安定性や選択の自由度から、多くの購入者に支持されています。
ここでは、代表的なメリットを紹介します。

金利が固定されているため安心

フラット35の最大の特徴は、金利が固定されていることです。
金利が変動しないので、毎月の返済額が変わらず、将来的なライフプランを立てやすいのが大きなメリットです。
金利上昇のリスクを回避できるため、物価の変動や経済状況の影響を受けず、安定した返済が可能です。

団体信用生命保険への任意加入

フラット35では、団体信用生命保険(団信)の加入が任意となっています。
他の一般的なローンでは団信への加入が必須ですが、フラット35では自由に選べるため、保険料を削減したい方には魅力的です。
団信に加入すると、万が一の場合にも安心できるため、家族のために利用する方もいます。

一部繰り上げ返済の手数料が無料

フラット35では、一般的に一部繰り上げ返済を行う際の手数料が無料です。
返済期間を短縮したり、利息の支払いを減らすために気軽に繰り上げ返済ができるため、計画的な返済が可能です。

保証料が不要

一般的なローンでは保証料が必要な場合がありますが、フラット35では保証料が不要です。
保証人を立てる手間もなく、申込みの手続きもシンプルです。

フラット35のメリット・デメリット

フラット35のデメリット

フラット35にはメリットが多くありますが、注意すべき点もいくつか存在します。

初期費用がやや高め

フラット35は保証料がかからない分、ローン手数料や事務手数料がやや高い傾向にあります。
特に事務手数料は、ローン金額に対して数パーセント程度が設定されることが多いため、初期費用を計画する際には、この点を把握しておくことが大切です。

審査基準が厳しい

フラット35は安定した返済が可能な分、物件の審査基準が厳しいのが特徴です。
耐震性や省エネ性能、断熱性能など、物件が基準を満たしている必要があります。
そのため、フラット35を利用する場合は、物件の性能をしっかりと確認し、基準に適合するかを不動産業者に確認しておくと安心です。

金利が他の変動金利型ローンに比べて高め

全期間固定型のフラット35は、変動金利型のローンに比べ、一般的に金利が高めに設定されています。
そのため、短期的に返済する場合や、将来的に金利の引き下げを狙っている方にはあまり向かないかもしれません。

フラット35の利用条件

フラット35を利用するためには、物件や収入などに関するいくつかの条件があります。

対象物件

フラット35の対象物件は、住宅の面積が50㎡以上(一戸建て・マンションともに)である必要があります。
また、住宅性能として耐震性や断熱性能が求められており、これらの基準をクリアすることが必須です。

年収制限と返済比率

申し込み時の年収によって、年間返済額が収入の何割までかが決められています。
一般的には、年収400万円以下の場合は返済比率が30%以下、年収400万円以上では35%以下となります。

用途

申込者が自己居住用として利用する住宅が対象で、投資用物件や賃貸用住宅には利用できません。

フラット35の利用条件

フラット35の申込手順

フラット35の申込みには、事前の確認や資料の提出が必要です。ここでは一般的な流れをご紹介します。

手順1:事前審査

まずは金融機関での事前審査を受けます。
これは、借入れ希望額や申込者の収入状況などが基準を満たしているかを確認するための審査です。

手順2:物件審査

次に、購入を検討している物件がフラット35の基準を満たしているかどうかが審査されます。
不動産業者を通して物件の詳細情報を提出し、基準に適合するかどうかを確認します。

手順3:本審査と契約

事前審査と物件審査を通過した後に、本審査が行われ、承認されると契約が締結されます。
その後、ローンの手続きを進めていき、融資が実行されます。

まとめ

フラット35は、長期にわたって金利が変わらない安心感と、返済計画の立てやすさが大きなメリットの住宅ローンです。
特に初めて住宅を購入する方や、将来の金利変動のリスクを避けたい方におすすめです。
ただし、初期費用の高さや審査基準の厳しさには注意が必要です。
フラット35のメリット・デメリットをしっかりと理解し、自分に合った住宅ローンを選びましょう。

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